青森、青い森、美しいイメージの名前だと思う。
街の様子も殆ど分からないけれど、とにかく、時間があれば歩くのが良いだろう。
雪もちらつき、水たまりには氷が。
駅の近くに県の観光物産館がある。 三角形という、尖った形。 青森の頭文字である「A」を表すものらしい。 名前は「アスパム」。
「あおもり満喫フェア」というイベントが始まったところだった。
ここで、津軽三味線の演奏を聞くことが出来た。
出来れば、生音そのままを聞いてみたいものだけれど、会場の広さのせいで、電気的に増幅されたものとなる、こうしたものを生の演奏と言って良いのか、疑問に思う。
三味線の調弦は、基本は「本調子」で「1,4,8」となる。「じょんから節」を聞いた。 この場合は「二上り」という調弦になるそうだ、二の糸が2度高くて「1,5,8」。 もうひとつ「三下り」という調弦があって三の糸が2度低い「1,4,♭7」になる。
詳しくは言わないけれど、その関係性を言うなら、
1,4,8は1-4-5であり、逆に1,5,8は1-5-4という関係になるので、基準を変えれば同じものでもある。 でも、「二上り」は長調的に感じられるだろう。
「三下り」は「シ」がフラットしているので、短調的なイメージになる。
実は、音律の話はとても難しくて、スッキリしない謎の迷宮。
現在の青森県は簡単に分けると、みっつの地域で成り立つようだ。 津軽は日本海側の地域であり、それぞれに文化の違いはあると思うけれど、ボーダーラインは「あるときに引かれた線」に過ぎないので、世界中でギクシャクしている。
11月30日朝の月没。