以前、隣町の羽村市、中央児童館でボランティアをしていた。 児童館が行なう「観望会」の手伝いなど。 夜間での子供たちの世話には人数が必要だから。
観望会が終わったある夜のこと、同市の「配水塔」に登らせて貰えることになった。 配水塔というのは、飲み水が貯められた巨大なタンク。 この水圧を利用して、水道管へ水を流すのだと思う。 そうして各利用者へ水を配る。
そこに登れば星が見えるだろうということで、職員とボランティアの連中がカメラと三脚を持って、夜中の配水塔へ登ることになった。
公同士の話は早く、水道局の宿直へ連絡して、話は簡単に決着した。 普通、このような施設に夜の訪問は許されないだろう。
これは、登ってみれば分かることだけれど、星空の撮影にはある意味で適していると納得させられた。 水で満たされた円筒形のタンクの頂上である。 どっしりとして揺れない、この安定感は、普通の建物では感じられないものだった。
先入観から来る「錯覚」かもしれないけれど(笑)
登ったのは高さ34mの第一配水塔、そこは新しい設備で、屋上も快適、エレベーターもある。
写真は、第二配水塔、こちらが古いのに第二?
素晴らしい、素晴らしく恐ろしい「螺旋階段」が設えてある。
こちらも高さは30m以上、とてもじゃないが、危険過ぎて一般への公開はない。
水道局の職員はここを登れるのだろうか・・・「剥き出しの螺旋階段」。