アサガオは朝の花、太陽が昇ると精気を失ってゆく。
最初にタネを植えた年、大きくて青い花がたくさん咲いた。
そのタネが零れて、次の年にも芽が出た。 それを繰り返している。
花は現在では4cmくらいだろうか、色も冴えずに赤が混じる。
一回だけしか使えないタネが売られているという。
その植物に来年は無い。 何らかの操作が行なわれているのだろうか。
簡単なことだ、来年もその会社のタネを買えばよいのだ。
でも、これが食料なら・・・?
農業では、来年のためのタネが保存される、それを食べたら次が無くなる。
その伝統は途切れつつあるのかもしれない。
わたしたちは伝統野菜のタネを守れるだろうか。
何もせずに、このアサガオを見続けてゆく。