この可哀想な兄妹の家も例外ではございませんでした。 永く続く飢饉のせいで村は生気を失い、口減らしのために年寄りはもとより、幼い子供たちさえ捨てられる時代でございました。 大人達が今日を生き延びる、それしか方法がなかったのでございます。ヘンゼルとグレーテルも、騙されて、行ったこともない程の山奥で捨てられて仕舞ったのでございます。 ところが頭が良く、勇気もある兄妹は森の中で魔女の家を見つけ、そこでグレーテルが魔女修行をすることで生き延びることが出来たのでございました。 魔法を身に付けたグレーテルは、魔女を竃(かまど)に突き落として殺し、そして自分達を捨てた母親に復習するために山を下りるのでございます。 グレーテルは雷の魔法を使って母親に電撃を落とし、その命を奪ったのでございました。
正調「ヘンゼルとグレーテル」の物語とは、こういうものになるだろうか・・・?
最近のコメント