先週末、法事で横浜に出掛けた。 家人の祖父の三十三回忌。
寺はいつもの「称名寺」、日本最初の図書館という「金沢文庫」のあるところ。
京浜急行の「金沢文庫」駅から徒歩で国道16号線を越え、坂を登ること10数分。
真言宗系の寺で、文庫共々「北条実時」が創設した。
大きな池があり、橋が二本架かっている。 数年前に塗り替えられた鮮やかな朱色は、既にこんな色に変化していた。
当然、梅の木もある。
寺の境内にある駐車スペースからこのように見える。
現在では、この短い隧道を抜けたところに「金沢文庫」が移設されている。
「切り通し」や「隧道」は鎌倉気分を盛り上げるものだ。
今世紀に入り、今上天皇と皇后も来訪なさったというほどの名刹なのだが、個人的に、ささやかな意見をひとつだけ(笑)
本堂の中に賽銭箱が置いてあり、扉が少し開かれている。 その隙間から賽銭が投げ込まれる。 いつものこととはいえ、かしこまってお経を上げて頂いているときに、硬貨の投げ込まれる音が突如響き渡るのだ。
これは改善の余地があるのではないかと、心密かに思っている。
静謐な時の流れに心を浮かべているのだ。
「南無大師遍昭金剛・・・・・」、そこに我々の後ろからチャリーン、ジャリーン。
お大師様、これで宜しいのでしょうか。