菜の花は咲いていたけれど、そして空も青かったけれど、園内はやっぱり冬景色。
水路を覗くと、秋の名残りの紅葉や銀杏の葉も確認できる。
園内そこかしこに落葉した立木もあれば、もちろん常緑も。 逆に、枯れた葉を輝かすものもある。 それぞれに美しい造形を見せていた。
正方形の写真は、いわば「ロクロク」の世界。 縦と横が同じ比率の正方形写真は、独特の雰囲気がある。 ひとつの理想形だろうか。
オリジナルの比率から、正方形にトリミングしてみると、それはそれなり、面白く感じられるモノもあった。 縦位置でも横位置でもない「潔い世界」なのかもしれない。
潔いと言うなら、この寒さもキッパリしている。
公園内にはいくつかの池がある。 最大のものはボートも漕げる「水鳥の池」。
昼頃なのに、岸に近い部分が凍ったままだった。
まさか全面凍結はないだろうけれど、やはり寒さを示す景色ではある。 氷の上を渡る風は、日暮れてくれば一気に周囲を震え上がらせる。
四季折々とはいえ、冬に訪れたことはなかった昭和記念公園。
過ごしやすい季節には、お弁当など持ってのお出かけは如何?
その節は、予備のバッテリーをお忘れなく。