今では神のように尊敬される「ヨハン・セバスティアン・バッハ」。
1685年に生まれ、1750年に没した。 「音楽の父」とも言われるけれど、当時は現在の知名度に比べると、遥かにその名を知られていない。 だから音楽の父という呼び方には嘘も感じる。 連綿と彼の偉業が継承されてきたわけではない。
それに、一度は歴史に埋もれ、忘れ去られた人物だった。 再発見までには時間を要することになる。 西洋音楽の歴史は、大河として堂々と流れてきたわけではないことを、わたしたちは理解すべきだろう。
彼の音楽はバロック音楽に属すると言われる。 時代的にはそうかもしれないけれど、これは難しいところだ。 わたしたちはバッハの音楽から、バロックの歪さを受け取るだろうか。 個人的には、むしろ整い過ぎるほどの精神性や宇宙観を感じる。
埋もれてしまった彼の楽曲も後に整理された。 彼の作品目録が編纂され、それを踏まえ、彼の作品を表すときにBWV(バッハ作品目録番号)の何番、と呼ぶ。 この目録は、ちょうど、わたしが生まれた年にヴォルフガング・シュミーダーによって著された、らしい。
音楽のジャンル分けで纏められている。(モーツァルトのケッヘル番号は作曲順)
この目録で1001番から1040番は「室内楽」のグループ。
1004番の5曲目が有名な「シャコンヌ」である。 生涯に1曲しか聞けないとしたら、この曲でも良いと思っている。 「BWV 1004」。
この話題は過去に何度か書いている、でも、きょう書かないでどうするのだ(笑)
1,004本目の記事は「1004」の話でなくっちゃね。
我が家の車、来月に3回目の車検が迫る。
色が説明しにくいけれど、大まかに言えば灰色なので、グレコちゃんと呼ばれる。
グレコちゃんはバイエルンからやって来た。 バイエルンの自動車製造会社が作った。
その会社は普通には3文字で表され、「BMW」という。
「BWV」と「BMW」は似ている(笑)
そして、グレコちゃんのために購入したナンバープレートの数字は、もはや、言うまでもないだろう。
クルマは高価で、支払いも大変。 そして維持費も掛かる。
家族のように永く付き合うものでもある。
このくらいの冗談には付き合って欲しいよね。