「秋桜」ではなく「秋の桜」。
葉っぱが色づいて散り始めている。
紅葉とも、黄葉ともいえない。 一色に染まらないところが面白い桜の葉。
少しサクランボ色を帯びたような、マダラな世界。
花も葉も楽しませてくれる桜。 緑のときが最も目立たない状態だろうか。
しかし、「緑の桜の葉」は塩漬けにして料理に使われ、わたしたちの食文化を彩る。
何といっても桜餅には欠かせない。 (特にオオシマザクラの葉)
そこには生の葉のときには感じられない独特の芳香がある。
塩蔵することで発生する「クマリン/coumarin」という有機化合物の香りらしい。
日本人からすると、その言葉ちょっと可愛いけれど似合わない感じ(笑)