「厚木」は、よく知らない街だけれど、その名は有名。
なんといっても「ユナイテッド・ネイションズ」がやって来た、コーンパイプを銜えて飛行機から降り立った日本で一番エラい人。 でもその「厚木飛行場」は、厚木市ではないんである。 もちろん近いけれど、飛行場に厚木の名を付けてしまったようだ。
30数年前、関西の帝塚山というところから「東京」へ引っ越して来たとき、最初に降りたのが、やはりこの厚木だった(笑) 東名高速を厚木インターで降りて、そのまま北上した。 国道129号線。
今回、厚木へ行くのにこの道を通るのかと思ったら、運転を担当してくれた友人の選択は違っていた。 こちらから五日市方面へ行き、「多摩陵/たまのみささぎ」の傍を通り「相模川」に沿って南下した。 多摩陵は「大正天皇」の陵だったけれど、現在ではその隣に「昭和天皇」の陵がある、それは「武蔵野陵/むさしののみささぎ」。
相模川沿いの道は面白かった。
緑は野放途に成長し、その勢いは息苦しいほどだった。 目的地へは厚木市街を通ることになる、ここが渋滞の名所というか、そのイメージしか記憶にない。
東名高速と小田原厚木道路の分岐点に目的のビルは建っていた。
孤独に屹立した姿。 ハイテク工業団地を目指したのだろうか、でも、後に続くものが少なかった、そんな景色に見えてくる。
その地域のバスは2両が連結され、長さはなんと18メートル。 20階で受付を済ませて窓から見渡すと、たくさんの田んぼが見えた。 バランスが取れていないように感じられる、しかし、街が成長するには時間が掛かるのである。
そして、大人になれない街もある。
そのビルの前の植栽、風に揺れていた。
それは「ビル風」というものかもしれない。
こんなカッコ良いビル、他を圧する。
中庭、こういうものを置かないと不安になるのだろうか。 空の色が違って見えるのは、ガラスを通しているから。
ツインライナーというバス、
車体の後ろには「長いから追い越すな」と書いてあった。
で、仕事の内容? それは守秘義務があるので言えません。