先日、カシアス内藤と、その息子のことを紹介した。 カシアス内藤は神奈川県の出身で、武相高校に通っていた。 この「武相」とは、いうまでもなく「武州」と「相州」を表すものだろう。 それを「ブソウ」と読む。 当たり前のこと。
これを「ブアイ」とは無理のあるところで、読みを入れ替えられた「ソウ」を字を変えて後に付け足している。 もちろん、その辺の事情は知らない。 何れにせよ、ひと捻りさせて、笑いを誘う、しかも音は「無愛想」と聞こえる。
旧白洲邸、「武相荘」を訪ねてみた。
オバサマ達の聖地である。 ということは、これも聖地巡礼。
こう言うと、甚だ不遜、怖れを知らない罰当たり者と罵られそうだけれど、実際に見た白洲邸は、我が家と似たものが感じられた。 同じ日本人として通じ合う美意識があってもおかしくはない、とは思うのだが、これは口にしてはいけないことなのだろう。
似たところがある、という意味。
家に縛られずに、自由に過ごし、いろいろなモノを新しく見立てて転用する。 それは取り立てて難しいことには思えないけれど、逆に言えば、ここで驚嘆して帰る客がいるとして、この経験が「思い込み」から解き放たれる端緒となってくれるなら嬉しいことである。
公開されて10年の年月、もはや万葉の写真が撮られているだろう。 改めて全体を紹介することもないと思う。 みなさまよくご存知のものと思われるからだ。
気ままな散歩写真ということで、数回に分けて紹介、ということにしよう。
きょうは「建物編」・・・。
#2 へ続く・・・