「地球」と「宇宙」、ふたつの境はどこにあるのだろう。 わたしたちが宇宙として考えている空間は、意外に近いところから始まる。 近いけれど、もちろん、空気は無いし重力も無い。 そこで生身の人間は生きてゆけない。
さて、その宇宙空間で初めて人間が聞いた音楽はなんだろうか。 現実的に考えると、それは前世紀のソ連とアメリカの「宇宙開発」の歴史の中にあるだろう。
これには記録があり、答えは「ベートーヴェン」らしい。
一番たくさん聞かれた音楽は、ルイ・アームストロング、朝の概念を失う宇宙飛行士へ最初に届けられた目覚めの音楽は、ジョン・デンバー、ということになっている。
四月に入り、テレビ番組も新しい編成になった。
個人的な趣味で、楽しみにしたい番組(月~金)に出会ったので紹介。
純然たる音楽番組ではないけれど、毎日(毎番組)「音楽」が流れる。
因に、最初の週、第一回からの曲目を並べてみると、
4月4日 What a Wonderful World ルイ・アームストロング
4月5日 The City of New Orleans ジョン・デンバー
4月6日 ベートーヴェン 交響曲6番「田園」
4月7日 Rocket Man エルトン・ジョン
4月8日 Take Me Home, Country Roads ジョン・デンバー
NHKのBSプレミアム、朝の7時から「5分間の小さな番組」。
宇宙船へ朝を知らせるモーニングコール代わりの音楽。 何故、朝を知らせる必要があるかって? 地上にいるから朝が分かるのだけど・・・。
毎朝、その曲にまつわるちょっとしたエピソードと、音楽と、映像と。