月影が冴えていた、冷たく強い風が行き場を探し迷っているようだった。
1,000万世帯の大停電に参加した。 18時半から20時半までの「停電」を経験する。
普段は見えにくい月光の作る影がクッキリと鮮やかだった。
電池などで発光するものを掻き集めると、家の中には結構たくさんある。 テントなどで使うランタンが安定した光を提供してくれた。 いわゆる小型のライトもそれなりに明るいし、明るさだけを求めるなら、LEDライトはその高性能さを再確認できる。
パソコンの電源をあらかじめ切ることが大事だろう。 その他はオイルヒーターも切っておいた。 エアコンは停電と同時に乱暴な止まり方になってしまった。
緊張で妙に静か、しーんとする。 iTunesを開いて音楽を聞くことになった。
暗闇でノートパソコンのモニターが光り輝く。
この記念すべき(?)停電の夜に何を聞くか、考える。
ということで、リッピングして保存されたCDのライブラリを見てゆく。
電気の無い夜に・・・「T レックス」の「電気の武者」を。
1枚目の写真、昔懐かしい小型のマグライト。 やはり電球の光は面白い。
こちらはバッテリー式のランタン。
さて、このような計画的な停電での「やり繰り」はいつまで続くのだろう。 夏に全員がクーラーを使うときには、今まででも綱渡りだったという。
このままでは済まない。 火力発電所の回復だけで乗り切れるとは思えない。
(きょうのタイトルは「十二国記」からのパクリです)