あの緑色を感じる光は蛍光灯以上に冷たく感じる。 そこが文明的であり、未来的でもあったけれど、やはり人の心にそぐわないのだろうか、数は減って来ていると思う、でも、数えたわけではない。
水銀灯より断然新しいという訳ではないけれど、ナトリウム灯が増え出して、あのオレンジ色にも驚かされた。 どちらにせよ、昼光色からは掛け離れた色で、利点も認めつつ、日常生活の中で見えるものの基準を失わせないか心配もある。
当地では、水銀灯もまだまだ見かけるのだが、ここが田舎だからかもしれない。
ナトリウムにしろ水銀にしろ、怖いといえば怖い。 高速増殖炉の冷却剤であるナトリウムの爆発事故は、記憶に新しい。 水と出会うと爆発するとは困ったものだ。
水銀も最近は目にすることが少なくなった。 有機水銀の恐ろしさは水俣病の例を出すまでもない。
これらの危険は、闇を照らすための代償なのだろうか。
闇という巨大なパワーを押し返すためには、それを越えるパワーが必要だから?