去年の11月29日の記事「ほしごよみ」。
ここで、干したショウガを漬け込んで作る新型「ショウガ醤油」を紹介した。 今年もそれに比肩する新作が完成、その名「焼きいなり」。
我が家の「いなり寿司」は揚げをひっくり返して使う。 (たんなる好みだが)
これも作り立ては、暴れ加減ながらもメリハリのある味がするけれど、次の日には落ち着いて、また違う味が楽しめる。 一般的には冷蔵しておく、と思う。
室温に戻して食べても美味しいが、電子レンジで温めたものを食べるのも美味しい。
(蒸して仕上げれば雰囲気が良いけれど、そうも言っておれない)
更にそれを、フライパンなどで焼き色がつくまで炙ってみた。
油揚げがちょいとカリッとなるほどに焼こう、加熱され、酢が香り立つ。
もし、落ち着き過ぎた味と感じていても、熟成はそのままに、冴えを取り戻す。
これが前提ではあるけれど、我が家の「いなり」は甘くないもの。
ということで、かつて、これ以上の暖かい寿司を食べたことはなかった。
「狐のような女」