二月に入り、東京は冬が終わったのかと感じられる。 さて、この国では季節により、街中に「イルミネーション」というものが全国的に設置され点灯されるみたい。
あれって、使わないときにはどこかに格納されているのだろうが、それぞれの地域が発光体の数を競うらしいので、物理的な量も凄いものだろう。
肯定する理由も否定する理由も理解できるけれど、ひとつ思うことがある。
個人的には「美しいものを見たい」、それだけだ。 生々しい三原色などアーティストの仕事ではないだろう。
LEDのデジタルな点滅も情緒に欠けるのでは? 技術的には可能だし、もっとゆらぎを与えたほうが良いと思うが。 フィラメントの点滅は見ていて面白く感じる。
もちろん、こちらの勝手な個人的好み。
光源の物量で圧倒するしかないのはハリウッド映画のCGに近い雰囲気がある、お洒落なイルミネーションって、日本の何処にあるのだろうか、と心配になるほど。
方法は構わないのだけれど、責任者のセンス(の無さが)が哀れに輝いているみたいで、悲しく思えるときがある。
19世紀なら発光すれば嬉しかっただろうが、今は21世紀なのだ。
日本人は光と影の使い方が下手なのだろうか、まさか、そうは思いたくないのだが。