秋からウサコスモスに間貸ししていたヘレボルス、日常的には面倒くさいので「クリスマス・ローズ」ということにしているけれど、クリスマスのときに咲かないので、これはクリスマス・ローズではない。 でも、日本ではそのように呼ばれる。
咲く時期を言うならば、レントのローズ「レンテン・ローズ/Lenten Rose」。
言い方を変えると、本来のクリスマルローズである「へレボルス・ニゲル」という種類は、へレボルスの中の「早咲き種」ということになる、のかな。
暫くはウサコスモスと一緒に生活していたけれど、今はひとりで春を迎えるところ。
レントは四旬節のこと。 その時期に花を開く花の意味。
では、四旬節とは何か、そして、いつなのか、ということになる。 天文学の暦だけで頭はいっぱいなので、宗教的な暦までは覚えられない。 その筋の人に怒られそうなくらいザックリ言うと、年によって違うけれど、3月と4月の前半くらいだろうか。
なんでも、キリストが断食していた期間の苦しみを、信者も追体験するのだとか。
四旬節の「四」はそのまま数字を表す。 「旬」もそのまま「10」を表す。
旬は濁らず「しゅん」とも読む。 食べ物などの「旬」は10日間の「盛り」のこと。
話戻って、四旬とは、この場合40日間の受苦期間を意味しているようだ。
この40日間、キリスト教者は肉や玉子や乳製品も控えるそうである。
ダイズタンパクなんて、良いんじゃないだろうか。
この花は年を越してから、春に咲く。
もう蕾が大きくなってきた。
同居して、冬を一緒に過ごした「ウサコ」にも教えてやりたいので、ここで紹介。