世の中に「在りそうで無いもの」、考えればいくつでも出てくる。
それが新しい料理なら、誰かが言うように「新しい天体の発見」以上に人類にとって意義のあるものかもしれない。 だが、もしくは先人たちによって試され、歴史を生き延びるほどの価値が見出されなかったものかもしれない。 あるいは、自分だけが知らなかったというだけ。 残念ながら、殆どは、これなのかも・・・。
甘いものが嫌いということはない、食べられるし、食べたいときもある。
鏡開きという行事がある、食べてみたいものがあった。 それは「塩きな粉餅」、つまり「安倍川餅」の甘くないものが食べてみたかった。
なんといっても「塩ずんだ」は第一級の発明品。
「塩きな粉」なら親戚というよりは兄弟くらいに近い存在ではないか・・・。
というわけで挑戦してみることに。
ここで写真の大いなる弱点が披露されるけれど、これは「塩きな粉餅」なんである。
で、味のほどはと言うと、独りで判断できない(笑) これって、どうなんだろう。
きな粉は大豆を乾燥して焙煎して粉に挽くものかと思う。 味付け無しでここまで甘いものなのか、と思い知った。