この歳になると、正月は冥土の旅の一里塚・・・。
「死」こそは、生きているもの全てに「公平」に与えられたもの。
この世で、公平なものはこれしかないのだ。
死は悪いものか・・・? 死ねなかったら、こりゃ、もう大変だよ。
「不完全な死」を与えられたトランシルバニアの貴族の苦しみを思えば良い。
日本ではその昔、正月にみんな揃って歳をとったのだそうだ。 いちいち個人の誕生日などというものが意識されなかった、ということになる。
ということで、正月を迎えると冥土が一歩近づくという話。
と言いつつ、そろそろ正月気分を切り替えてゆかないと。
アッピア街道にはマイルストーンが設置されているという。
イタリアに限らず、いろいろな国に距離や形を変えて存在する。 里程標と呼べば良いのだろうか。 主な街道には石の道しるべが建てられるようだ。
(アッピア街道・・・、きょうはレスピーギを選ばないことにして)
ジャズのカッコ良さは、こういうところにもあるのではないだろうか。
この素晴らしいシャレ、音も綺麗で意味も深い。 憧れる。
(言うまでもないけれど、「里程標」と「マイルスの音楽」を掛けたもの)
MILESTONES....MILES DAVIS