出掛けるときも防御を徹底し、家に入る前はエアシャワー。 ベッドの天蓋がプロ用のクリーンブースなら、なんの心配もなく安らかに寝られるだろう。
枠が組まれ、カーテンで仕切られる。
隙間があるではないか、と? それは心配要らないのだ。
天井に取り付けられたHEPAフィルタを通して、ブース内は与圧されている。
きれいな空気が絶えず外に吹き出している。 従って、外の汚れた空気がブース内に侵入しない、という理屈。
HEPAフィルタのヘパとは「High Efficiency Particulate Air Filter」の略語。 コンシューマ用にも、高性能空気清浄機や真空掃除機に普及しつつある。
どのような性能かといえば、日本工業規格(JIS規格)に厳しく規定されている。
「定格流量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をも ち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター」、マイクロメータは、昔使われていたミクロンと同等の単位。 つまり、この場合直径0.0003mmの細かな微細粒子を 99.97%まで通さないというとになる。 因に杉の花粉は、30μm程度といわれる。
このブースの天井に見える灰色のものが「ヘパフィルタ」。 カーテンが浮かないように、裾の部分にはウェイトが入っている。
この場合は鉄製のチェーンなのだが、これは良いアイデアだと思う。 柔にして重。
お出かけにはこのスタイルが宜しいのでは? これにゴーグルを付けよう。 生物兵器で攻撃されても、これである程度の防御が出来るし、大掃除にも良いかもしれない。
尚、モデルはカンレッキーノの筆者である。