ベーグルについて、あまり知らない。
聞きかじった噂のレベル、元はといえばジューイッシュの食べ物らしいとか。 前世紀の終わり頃からアメリカで流行し始めたこととか。
粉食のバリエーションは多く、それぞれのスタイルの起源を限定するのは難しい。
とにかく、面白いのは「茹でてから焼く」という製法。
その話を初めて聞いたとき、思い出したことがある。
それは「煮ても焼いても喰えない」、という言葉。
もちろんベーグルは煮て焼いて、美味しいパンになるのだが。
我が家にベーグルが送られてきた。 友人からの贈り物なのだが、このベーグルについて、少し説明を添えたい。
店の名は「吉野商店」、検索してみると、いくつかの記事はあったけれど、HPは見つからなかった。 この職人さんは、実は送ってくれた友人の「姪」にあたる人。
以前は「山田山食堂」という店で職人さんをやっていたと思うが、現在は独立して焼き始めたようだ。
自分の工房(広島市)を持っているけれど、いまのところ、店頭販売はしていない。
フォカッチャとパウンドケーキが同梱されていた。 このふたつはどちらもその名で呼んで良いのか、ちょっと判断しかねる。 でも今は、若い職人さんのやることを黙って見ていよう、と思う。 ということで、もうじきベーグル・ウィークが始まる。
わたしと友人は、この職人さんを「ベーグル友佳子」と呼んでいる。
bagleとbangle、似ている。
友佳子さんの窯から火が絶えないように。
The Banglesで --- 「Eternal Flame/久遠の炎」