例えば、雪の積もる地域には、路面電車の前に取り付ける雪掻きの道具があるらしい。
でも話に聞くだけで、見たことはない。 そういうものが互いにある筈。
近所に、春が出番の馴染みの設備がある。
この時期も霜が降りるけれど、これは「春の霜」に対応するもの。
春に「お茶の新芽」が膨らんできたとき、それはとても寒さに弱い状態になるそうだ。
遅霜が問題らしい。 これを、プロは「晩霜害」とも呼ぶ。
その危険があるときに、この柱の天辺に取り付けられたファンが廻り出す。
正式名(?)「防霜ファン」の温度感知器が働き、下向きに風を起こす。
茶畑の地面近くより、その上3mから5mくらいには、少し暖かい空気があり、それをファンで撹拌して、茶の新芽を霜の被害から守る仕掛けなのだ。
3月から5月くらいが、このファンの廻るときだろうか。
これは、感覚的に隣町。 こちらでは名の通った「狭山茶/さやまちゃ」の産地。
秋雨に煙る風景が自分には珍しかったので、車の中から撮影した。
最近はアメリカでも「茶会」が流行っているらしい、それもスゴい勢いで。