柿の葉の落葉が始まった。 半分くらいが落ちたようだ。
ところで、この地図の最上部、三叉路が見えるが、事件はここで起きた。
兵役で出征していた彼は、帰還後、許嫁が他の男と結婚していたことを知らされる。 それは彼女にとって、望むべき選択ではなかったけれど、与えられた条件の中では仕方のないことのように思われた。
三者の思惑はそれぞれの道を通り、この三叉路で出会う。
彼は許嫁と結婚した男に決闘を申し込み、結果、自らの命を失った。
なんて妄想を引き出すほどに、地図と見まごうこの写真。
柿の葉は綺麗だ。 綺麗に紅葉する、分厚く、まるで革細工のように見えるものもあるし、全ての葉が変化しながらそれぞれに違う模様を見せる。
最後には茶色になり、色が抜けながら粉々になる。 そして、土に還る。
記事とは無関係と断って、この美しい曲を。
Pietro Mascagni
Cavalleria rusticana - Intermezzo
田舎の騎士道、くらいの意味だろうか、タイトルに中国語で「郷間騎士」と出ていたが、それも分かる。 マスカーニのオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より、「間奏曲」。