結婚式とその祝賀の宴が開かれた会場では、二人の女性フォトグラファーが活躍していた。 衣装は黒のパンツスーツに、足音のしないソウルの付いた黒いシューズ。
日本での黒い衣装の約束事のひとつは、見えないものであるということ。 存在するけれど存在しないもの。 結婚式で、この役を男性がやると鬱陶しいだろう。 (葬儀の場合は男性でも良いかもしれないが)
さすがにデジカメの威力、数を打ちまくる。 数えてみたけれど、二人で数千枚になるのではないか。 撮影時間は正確に記録されるので、タイムテーブルと付き合わせれば、それがどの場所で、何が行なわれている絵なのか、追跡は容易だろう。
彼女たちのカメラを携えた様子は、なかなかにスゴい。 二人とも、大きなデジイチを首に2台掛けている。 キヤノンと提携しているかのような姿だった。 その意味では観音様のようでもある(笑)「EOS」しか確認できなかったので、この会場の、もしくはこの撮影チームの公用機なのだ。 撮る、付属モニタで確認、この繰り返し。
(こういうときの表記は難しいので、少し説明すれば、このカメラメーカーの名前は「キヤノン」となる。「ヤ」という字が大きい、というか小さくないのだ、でも音としては「キャノン」と発音する)
彼女たちは困難な事態になっても、 make it possible with canon なのだ。
これは、まさに女性が活躍できる職場と思えた。