「saori」さん手作りの「セミドライトマトのオイル漬け」を送って頂いた。
彼女からはときどき、このblogにコメントを頂いている、文字面だけでは、やや、ぶっきらぼうに聞こえるかもしれないが、そういう人ではない。 その辺は自在に操ることの出来る人だろう。 彼女に付いて知っているような、知らないような。 つまり、ネットで知り合い、直接に会ったことはない人なのだ。
彼女には、いろいろな才能があるようだが、料理も得意らしい。 このセミドライトマトというものを作ったという彼女の記事から、話が進み、我が家にも送って頂くことになった。 理由は知らない。 ただ、我が家では、食べものに誠実に向き合っている、と感じて貰ったのかもしれない。
さて、このセミドライトマトとは、要するに「乾かしきっていない」、という状態でオイルに漬け込み保存食材としたものだろう。
ドライトマトは自分でも作るけれど、オイル漬けにはしたことがない。 それは短い期間で食べてしまうから。 それに、オイルがあまり目に付かない生活をしているから。 ということで、オイルから引き上げ、オイルは別に香油として利用する予定。
その瓶は郵便でやって来た。 トマトの絵らしきが描いてある。(笑)
箱は、再加工したもの。
ジッパー付きの袋へ入れて梱包。
蓋がキツく閉まって開かないので、取り敢えず瓶を眺めて撮影。
やっとこさっとこ、蓋が開いた。 よく閉まる蓋だ、高性能。
彼女からは、何か料理に使って記事を書けと言われたが、このまま美味しいので食べてしまいそうになる。 先ずは、ありきたりだと思うけれど、味見。
これは、ポテトサラダに小さく切って入れてみた。 ちょっと甘酸っぱい。 甘酸っぱいは間違いではないけれど、その言葉が示すイメージではない。 全体を支配するのは、甘辛で分ければ後者。
これは蒲鉾、一切れの中を割りトマトを詰めたもの。 要するに調味料感覚で、いろいろな物に一癖付けてくれるわけだから、何にでも使えてしまう。 炊き込みご飯とか、どんな色になるのだろう。
小皿に少し盛られて食卓へ出て来たりする。 そいつを橋でちょいと摘み、ウィスキーなんぞを軽くあおる。
「そうさなぁ、味噌だとか漬け物だとか、そういうもんの仲間じゃねえのかい?」と、
オジイサン(わたしのこと)は思うのだった。
彼女は写真の仕事を始めた。 才能は、もはや花開いていると思う。 期待している。