「借金の保証人にだけは、なってはいけない」そう心に決めている人は多いだろう。 親から厳しく言われたかもしれないし、自分の周囲でこれを原因にした悲劇を見たかもしれない。
いつでもどこでも有効な言葉だと思うのだが、「人生はいつも意外な展開をする」。
お察しの通り、先日、「印鑑証明を取り、署名し実印を押す」ということをやったのだ。
ある女性のために。
金額は、確か600万円弱だった。 友人が買い物をするというのではない、カメラとかギターとか車とかそんなことは、自力でやってもらおう。
実は、金額の算出された条件も知らないが、月額十数万円の支払いに当てるお金で、その48か月分だった。 これが高いのか安いのか、皆目分からない。 4年間の意味を聞いたら、今年の4月からの4年間ということ。 4年先とは2014年の春?
そう、これは奨学金である。 この金額を20年、240回で返済するのが基本らしい。
高校を卒業して大学に入ったときを、簡単に「1年生」とすると、現在は、もう「8年生」、それなのにあと4年、若い女性には永い時間だろう。
望み、望まれて、勉強を続ける彼女、今夏も医療ボランティアとして外国で働くそうだ。
あと何年かして、「可愛い博士」が誕生するのを楽しみに待っている。
ビル・コンティ作曲の、映画「正しい資質」テーマ曲