写真で何かを説明することはできる、そうは思うけれど、そのためだけに撮るのも楽しくない。 ときには気ままに撮りたい。 そして、ある瞬間に何も考えないで写せる「特別な時間」がやって来る。
意図や意思に指図されずに身体全体が勝手に振る舞うとき。 考えずに撮る写真。
そうでない場合にも楽しい時間がある。 何かが見える、何かが教えてくれるような瞬間。 目の前の状景がそのまま絵になる。
こちらの感覚が研ぎ澄まされ、思った通りに撮れるとき。 考えて撮る写真。
そして、そのふたつが融合したように感じるときもある。 こういうことって、もちろん写真には限らない。 日々の生活の中で、誰にでも、いつでも、訪れるものだと思う。 夢中になってるときは夢の中?
金港ジャンクション下の苔、良い景色
自分の純粋な表現欲かもしれないし、何かの使命を感じて突き動かされることかもしれない。
その結果として何かの形が出来ても、それが優れているとか、素晴らしいとか、そういうことは関係無い、特に他人様の判断、評価なんて気にしてはならない。
そんな別の世界で時間を過ごすと、あなたに何か良いことがあるのだと思う、少なくとも、その「時が止まっているような感覚」の中では、たぶん、歳は取らないだろうし、もしかすると、若返るのかもしれない。 そして、そのドアはあなたの目の前にある。
Break On Through To The Other Side
昼は夜を破壊し、夜は昼を分かつ
だから駆け出そうとした、だから隠れようとした
向こうの世界へ突き抜けてゆけ