こちら東京都の中心部だが、とにかく寒い。 山のほうでは雪らしい。
当地のソメイヨシノは終わり加減。 だが、桜前線は北上を続ける。 それぞれの地域にこれから満開がやって来るのだから、東京中心にしか考えず、桜が終わったなどと言うのは身勝手というもの。
風が吹き、近くに桜の木が見えないにもかかわらず、庭には「花びら」が落ちていた。
月曜日に紹介したクロード・ドビュッシーのアラベスクは素晴らしいが、この曲想による作曲は今年「生誕200年」の「ロベルト・シューマン」が始めたもの。 こちらのほうがピアノ弾きなら一度は勉強したくなる曲だと思う、特にそれが女性なら。 この曲は満ち足りて穏やかながらも華やか。
後に彼を襲う影は微塵も見つけられないように思うのだが。
この曲の演奏はどれを紹介して良いのか分からない。 弾き手によって印象が随分と変わってしまう。
A、B、A、C、A、coda となるけれど、Cの部分の跳ね方など気になる。 YouTubeに全てがあるわけではないので難しい。 選べなかったので巨匠ケンプ先生の演奏だが、録音の音質と音量は気になるところ。
この曲のコーダの部分、桜が満開になり、まさに散り始める様子を思い浮かべてしまう。