水仙が一本、風で倒れた。 切って、ハナニラやムスカリ、ミントやローズマリーと一緒に花瓶へ。 家の中では照明が自由になるので、数枚撮ってみた。
訳あって、少し昔のことを調べていたら、この水仙の由来が分かってきた、というか思い出されてきた。
20年くらい前まで、近所に住んでいた友人夫妻、彼の実家の都合で家業を継ぐことになった。
実家は遠く高知県。
彼等が引っ越すときに、その庭にあったアジサイを引き受けたのだが、その土にくっついてきた球根だと思われる。 家が近かったので、ザックリと土を携えて運ばれてきた。 この水仙は彼等の置き土産だったのだ。
たっぷりと時は流れて、息子ひとり、娘ふたりも成人した。 今春、彼女たちが就職のために東京へ。
この時代に職を得たのは素晴らしいが、それぞれの独り暮らしも始まる。 就職しても仕送りが必要といわれる時代だから、親戚のオッチャン気分で彼女達を見守らなくてはならない。
こっちは良いとして、彼女達の母親は急にふたりの娘が離れてゆく状況を、うまく乗り越えられるのだろうか。 こちらも心配。
国本武春「こころよ」
彼の三味線はスゴい。
バディ・ガイとの共演も楽しめたが、オマケにアパラチア三味線も。