来週の火曜日、「東京スカイツリー」を見学する。 ご存知のように、まだ完成には至ってないのだが。
当市の商工会に所属している。 たいして理由はないし、しかも「工業部会」、ちょっと苦笑いを誘う居心地の悪さもある。 建設部会と合同で「視察研修旅行」が計画され、建設中のスカイツリーを見に行くことになった。
以前にも、何度かこの研修に参加した。 前回は、「海ほたる」経由で陸路、千葉県君津の「新日鐵」を見学、「金谷フェリー」で、千葉県から神奈川県へ渡り、横浜へ。
この写真、左の建物は「神奈川県警」だが、そこへ、雲でできた帆船が近づいている、かのような様子。 雲の形が演出した一瞬の偶然。 よくこんな形になったものだ。
当市の市役所の新庁舎。 バスの窓から撮影。
色褪せしつつあるのか「海ほたる」。 人影は少なかった。 とにかく、どこもそうだが、開設当初は爆発的な人出がありながらも、潮の引き方が早いように報じられる。
横浜赤煉瓦倉庫。 倉庫というのはふたつ並列した建物で、その間から富士山が見えるということが分かった。 関東・東海では富士山の見える場所は多い。 やはり、その辺が考慮されているのだった。
それ以前の旅行で覚えているのは「六本木ヒルズ」。 といっても知識はなく、「トラヤ」とか「トゥーランドット」などしか知らなかった。 残念ながら印象に残っているのは「回転ドア」だった。 大きくて重そう、それがあの速度で回転していると、ちょっと恐怖だった。 あの質量と速度、凄い加速度になる。 経験的に制動の難しさを思わずにいられなかったが、不幸なことに事故が発生してしまった。 ご冥福を祈るしかない。
ある年は茨城県牛久の「シャトーカミヤ」(日本の近代建築史上、重要な建物)まで行った。 蜂屋葡萄酒、ポートワインで知られる、浅草の「神谷バー」も有名。 ここのレストランで昼食だったが、若い幹事が何を飲んでもよい、と言ってしまった。 失敗である。 部会のエラい人が、若者を教育してやろうということで、一番高いワインを注文した。 支払いはどうなったのか、未だに思い出す。
そうは言っても、なぜこの旅行に参加するのか、訝しく思う方もいるだろう。 あるときまで商工会の会費は安かったが、急に値上がりした。 元を取らなくてはならない、という貧乏人根性の為せるところ。 今回もバス代、食事代、酒代、施設の入場料、バスの中でのビールやツマミが付いて、ひとり3000円。 これなら許せるところだろう。
というわけで火曜日の天気を心配している。