4日。 正月休みは明けた。 クリスマスは終わったということで、12月25日の夕方には
スーパーなどの売り場は飾り付けを変え、正月用品を売るための準備に入る。
しかし、そこから、以前のような年末商戦のパワーが感じられない。 初売りといっても、
近年は「福袋」以外には盛り上がりが伝わってこない。
イベントの無い時代になったのかもしれない。
特別でない「一日」なんて無い、それはそうだ。 毎日が「特別で大事な日」である。
しかし、今年の正月の呆気無さは格別。 あまりに「特別さ」に欠けている。 着物姿の
人はひとりも見なかった。 霊園で凧揚げをしている家族は見たけれど。
日程的な問題もあると思う。 4日が月曜日、これは辛い。 全ては先週で終わりとなる。
ここ数年の不況は、冷や水を浴びせかける事件の連続で、底の底から冷えきっている。
輸出しか経済を立て直す方法が見つかっていないようだ。 米国と「BRICS」頼みのまま。
きょうは大発会の日でもある、ローカルテレビで東証アローズの打鐘式を見た。
ようやく振り袖姿を見かけた。 証券取引所の新人さん5人が1打ずつの五点鐘。
調子の良い旗を振る意見もあるが、それは虎の威を借る狐のようでもあり、張り子の虎の
ようでもある。 千里を往き、千里を還ることができるだろうか。
とは言え、虎穴に入らずんば虎児を得ず、である。 多少の危険は仕方ない。
大きく舵を切り替え、地球とそこに暮らすものが生き延びることのできるよう、虎視眈々
チャンスを見つけて動き出さなくてはいけない。
縮こまった社会で息をひそめる虎の子は、いつになったら活動を開始するのだろうか。
春の兆しはどこにある?
Musik
ヘンリク・シェリングのヴァイオリン、アルトゥール・ルビンシュタインのピアノ
このユニットは凄いメンバーなのだ。 虎に羽根が生えたような。