きのう、映画の紹介をしながら、思い出したことがある。 30年以上前の話だ。
記憶が曖昧なので調べてきたが、符合する条件の重なりに驚いてしまう。
ヤンキースからエンジェルスへの移籍、年齢と、指名打者に専任させるという問題、
これは「ミスター・オクトーバー」の伝説そのものではないか。
詳しい成績は調べきれなかったので、このblogを参照していただきたい。
外野手「レジー・ジャクソン」のヤンキース時代の背番号は「44」。 もちろん、 その活躍は「44番」を永久欠番にさせた。 「44番」と「55番」、数字は違うし、 ふたりのキャラクターも違うが、話は因縁めいて、興味を誘う。 早くも、来シーズンの両チームの対戦が楽しみになる。 マツイが失ったものと、ヤンキースが失ったもの、それらがハッキリと見えてくること だろう。 そして、誰が何を得るのか。 ヤンキースはマツイが憧れていたチームらしいが、現在のチームはその姿を変えつつ あるように感じないだろうか。 例えば、生え抜きの「デレク・ジータ」の醸し出す雰囲気と、巨額の報酬で集められた 有力選手達とは、しっくりと馴染まない感じを受けてしまう。 それぞれが考える「大事なもの」が、違う方向を向いているような気がするのだ。 そのときどきのルールを守っていれば良い。 確かにそうだが、ルール自身をねじ曲げるほどの「何か」があるなら、いずれファンは 離れてゆくかもしれない。 どの国の、どの競技でも同様に言えることだ。 エンジェルスが「天使の集団」というわけでもないだろう。 来年になれば、多くの 日本人が判断してゆくことになる。 野球人生の岐路(cross road)に差し掛かった「赤い55番」を見守っていこう。