まだ学生の姪がふたりいる。
姉妹でカンボジアへ行ってきたということで、土産をもらった。
お菓子や、お茶や、調味料など。
昔からアジア好きという人たちはいたが、彼女達の場合はそういうことではなく
「近い」のだと思う。 アジア各国との付き合いは深まってゆく方向にある。
未来を考えれば、避けられないことというより、むしろ、望むべきことだろう。
カンボジアの小学校へ子供達の「歯科検診」や、「口腔衛生指導」をするために
ボランティア活動で行ったそうだ。
彼女達は、その専門家として勉強中で、通っている大学にNPOから要請があり、
45人が現地に5泊して参加したらしい。 これは大きな規模だと思う。
交通費、宿泊費、全て自分持ちということなので、尚更、感心する。
ヴェトナムやマレーシアを経由し、宿泊もしたらしい。 色々な街を訪問すると
いうことは貴重な経験だし、それらの積み重ねが世界中にネットワークを築く。
「脱亜入欧」という怪しげな迷信を、若い人たちは簡単に飛び越える。
わたしたちはアジア人なのだ。 近隣と信じ合う関係を作らなくてはならない。
写真はレモングラスのパウダー。 容器がいかにも現地の様子を感じさせる。
各国の土産物が詰め込まれた箱が、きょうの雨の中、運ばれてきたのだった。
Musik
ヴェトナムに「DAN BAU/ダンバウ」という珍しい楽器がある。
信じ難いことに、「ハーモニックスで演奏する」一弦琴で、ビブラートアームを
操作して音程を造り出す。
この映像にあるものは竹製に見える。 より古いタイプだろうか。 木で共鳴箱を
作ったものが、現在では一般的と思われるが、これもエレキ化されている音だ。
また改めて、この「お気に入り楽器」を紹介する機会があると思う。
「ダンバウの演奏」