粉を練って焼いたものを、我が国では「パン」と呼ぶ。 曖昧ではあるけれども、
世界的には通じる言葉だと思う。 日本での語源を言えばポルトガル語だろう。
ザックリと判断すれば、これはラテン系の表現。
パンのことをブレッドだと言い張る人は、「パン」と呼ぶのは田舎者だと仰る。
しかし、それは「自分は外国語に弱い」、ということを宣伝しているようなものだ。
世の中にはいろいろな言葉がある。
さて、そのパンも、大変多くの種類があり、全体が見渡せない。
この写真も「パン」である。 直径3cmほどの。
この可愛さを、何と表現すればよいのか・・・、言葉を探せない。
最初は「ポン・デ・ケイジョ」を目指していたらしい。 が、いろいろあって、
焼き始めるのが遅れてしまったという。
ポンはパン、ケイジョはチーズ、つまりチーズパンが本来の意味だが、もっちりした
食感に違いを感じる。
で、いろいろの困難を乗り越え、オーヴンから出てきたのだが、その形には笑わせて
もらった。 まるで「きのこ」、マッシュルームみたいな割れ方になっていた。
ボジョレー解禁というニュースを見ていたら、ワインが飲みたくなった。
ちっちゃな瓶があったので開けてみた。 これも、西アジアを旅した姪からの土産物。
トルコのワインと言えば、これくらいしか知らない。 綺麗なルビー。
添えられて出てきたのが、「きのこパン」だった。(再現性は無いということだ)
Musik Diana Krall - Boy From Ipanema