天気が下り坂となったが、土曜は庭でトーマス。 前回同様の「芋三種」。
サツマイモで1回。 ジャガイモと里芋のセットでもう1回。
さて、実は以前から気になっていたことがある。
「トーマス」で「クック」しているわけだが、音として意外なものではない。
トーマス・クックってイギリス系の名前にあるのでは?
書いてみるなら「Thomas Cook」というところか。
悪戯心でWikiしてみたら、あらまぁ、この名でこんな人がいたのか・・・。
全く知らない人だった、興味の対象外分野とはこんなものだ。
その男性は19世紀を生きたイギリスの実業家で、トーマス・クック社の創業者。
近代ツーリズムの祖、つまり、「世界初の旅行代理店」を始めた人のようだ。
1928年に創業家の手から離れるが、以後、この会社の実体は、その所有権を
変えながらも現在に至り、ドイツ国籍の企業として活躍している。
世界第3位のトラベルグループで「トーマス・クックAG」というのだそうだ。
(AG/アーゲーはドイツの法人の区分けで、日本では株式会社のようなもの)
彼のことを知って、得したような関係ないような、それでも庭のトーマスを
見るたびに思い出すこととだろう。 世界初の旅行代理店の創業者を。
きょうはトーマスの周辺を紹介する。
先ず、冒頭の写真だが、煙の出方を見せたかったが、今回は思ったよりも
上手く着火、煙が少なかったし、写真に写し込みにくいことが分かった。
でも、なんとなく、この偉容は、ちょっと威張った感じで笑える。
さすがトーマス教会の名を冠した我がトーマス君である。
お炊き上げ中の釜の中、右の黒いものがダッチ・オーブン。 釜の中の釜。
この中にイモが入れてある。
きょうは2回目も予定していたので、次の薪をあぶっておく。
熱に焼かれたステインレス、その上の枯れ木、互いが織りなす繊細な景色。
火が治まって熾き火状態になったら、この下の口も閉めて放っておく。
この辺は機関車トーマスに似ている。
このストーブはSUSで出来ている。
使えば使う程に、内部は業火に見舞われているし、彼は野ざらしで立っている。
古くなってきているが、上の2枚の写真、本体の表面をよく見てほしい。
この熱に因る色の変容は素晴らしいではないか。 見入ってしまう。
鈍色(にびいろ)の中に百色が見える。
Musik トイズでもシュープリームスでもなんでも良さそうなものだが、
このアレンジとサラ・ヴォーンの歌が最高だと思う。
もちろん、原曲は有名なバッハのメヌエット、ト長調。
Sarah Vaughan - A Lover's concerto