1歳のときから小学校の1年生まで、山口県の下関市に住んでいた。
下関は山口県の西の果て、つまり本州の最西端に位置し、関門海峡に面している。
日本海側にも海を持つ。
たぶん、「トラフグ」で有名だと思う。 確かに、「フグ」は食べた。
西の「ふぐちり」東の「アンコウ鍋」が鍋料理の横綱と言うが、下関はアンコウの水揚げも
多いので、ちょっと笑ってしまう。
ここは、水産業「マルハ」の創業の地でもある。 従って、「クジラ」には縁が深い。
父は飲み屋に行けば「クジラの刺身」を頼んでいた。 当時は珍しいものではなかった。
捕鯨船がクジラを捕り、母船に移し冷凍保存され日本へ持ち帰る。
そのクジラの「尾に近い部分」を凍ったまま薄くスライスして、ショウガ醤油で食べる。
今では高級品だが、当時は庶民の食べ物だったと思う。
写真は、千葉県産の「珍味」である。 この地も捕鯨が行われていた。
「くじらのたれ」というものだ。 鯨のタレ。
房総で捕れるツチクジラを血抜きしないままで、独特のタレに漬け、天日干ししたもの。
なんと、年間26頭しか捕獲できないという制限があるらしい、つまり貴重品だ。
何に似ているかと言えば、ビーフジャーキーだろう。
初めて食べるものなので、おっかなびっくりだったが、予想を遥かに超えて美味い。
きょうは少し日が射した。 草刈りも出来た。
Musik また連想ゲームだ。
鯨の音楽? メルヴィルの小説「モービー・ディック/白鯨」はどうか、
捕鯨船の一等航海士「スターバックス」、コーヒーのスタバといえばシアトル。
シアトルの音楽は多様だ。
グランジ・ロックで有名。 ニルヴァーナとかパールジャム。
きょうの気分じゃないので、この地に縁の深いスーパーギタリストを紹介したい。
Bill Frisell(ビル・フリゼール)、彼は凄い。 現代音楽の宝。
これは彼の、ほんの一面でしかない。
Bill Frisell「Keep Your Eyes Open」