「塩蔵アンチョビ」と「オイル漬けサーディン」の作り方の違いは、いくつかある。
魚のさばき方、塩分の量、加熱の有無。
実はアンチョビはカタクチイワシ、サーディンはマイワシというが、あまり実感がない。
アンチョビはフィレ状になっているが、サーディンは頭と腑を取っただけ。
後者は塩の量が少なく、加熱処理をしている。
つまり、(塩蔵)アンチョビは塩漬けにして発酵させたものであり、「塩辛」に似ている。
どちらも、発酵系の保存食だと思うが、違いは、塩辛は内蔵を一緒に漬け込むことか。
個人的には、10cmほどの小さなカタクチイワシは、頭と内蔵を取り除き、網で焼いたものが
一番好きなのだが、これはなかなか手に入らない。
塩辛で最も身近なものは「イカの塩辛」だろう。 自家製以外では殆ど食べなくなった。
売り物の瓶詰めなどは麹を入れているものもあるし、妙に甘く感じる。
寿司屋でフレッシュなものを出されれば食べるが、外で買うことはない。
考えてみれば、日本で塩辛というと、その材料が意外と多いことに驚かされる。
Wikiしてみると、食べたことのないものも沢山あるが、「カツオ」「オキアミ」「エビ」
「アユ」「ヒシコ」「小さなカニ」は記憶がある。(カニはそのまま全体を潰してしまう)
知らないものでは「タコ」を食べてみたい。
つい先日まで、秋の爽やかな好天が続いていたが、秋雨がやって来た。
朝顔が雨に打たれて可哀想だ。 草刈りや洗車の予定も狂ってくる。
このままでは、週末に計画している「フルムーンパーティー」も「月無し」となりそう。
(日常生活上、月齢14から16までを満月と考えている)
秋雨とともに気温も下がってきた。 暖かい酒が欲しくなる。
今宵はプリモピアットが出るまで、アンティパストは自家製「イカの塩辛」といきたい。
実は、計画的に書いてゆく場合もあるのだけれど、闇雲に書き進むこともある。
今回は後者で、今から音楽選びの連想ゲームを始めなくてはならない。
(焦るが、楽しみでもある)
「イカ」の音楽は考えにくい。 「塩」で考えよう。
ザルツブルク(塩の都)、でも、モーツァルト(生誕地)は根拠が薄い。
サウンド・オブ・ミュージック(撮影地)で閃いた。 「わたしのお気に入り」。
名演奏が多いが、コルトレーンを聞きながら一杯、というのはどうだろう。
Musik
John Coltrane - My Favorite Things