白和えうどん
「素麵好き」だ。 もっと言えば、ファンの方には申し訳ないが「冷や麦嫌い」だ。
それほど違うものか、と問われてたら、まったく違うと答えるしかない。
では、どのように違うのかということになる。 この話のややこしさのひとつは、
間抜けで無能で、食べ物に対して愛情と理解のない法律のせいでもあるだろう。
つまり、JAS法の規定があまり稚拙で、数多の指摘がそこへ向けられ続けている。
この両者を、その太さのみで区分けするというのは、無理がある。
直径が1.3mmより上か下かという数値のみで、材料と製法が違うものを、同じには
並べられない。 細ければ「素麵」、太ければ「冷や麦」、それではちょっと困る。
それが1.7mmを越えれば「うどん」となるそうだ。
法律を時代に合わせて書き直すことが、とても苦手なこの国。 その体質はいつまで
続いてゆくのだろうか。 時代に即して対応してもらいたいものだ。
地方毎に違いはあるだろうが、東京地方は「冷夏」だった。 特に、日照時間がとても
少なかったように感じている。有り難いことに、気温も体温を超えることはなかった。
きょうなど、暖房が欲しいくらいだ。
フリースの上着を羽織り、ホットウィスキーを飲みつつある。
そんな冷夏のせいか、食べたものも違っていたように思う。
大好きな素麵も、ほとんど食べていない。 誤解を避けるために書き添えておくと、
素麵のつけ汁は、干しえびで出汁を採るのだが、これが我が家の素麵のお約束。
今年の夏、その代わりに活躍したのは乾麺の細うどんで、相当回数、食卓に乗った。
写真は、きょうの昼食、通称「白和えうどん」。
白いものを白いもので和えるところが、面白いというものかな。
メモを貰ったので、以下に。
* 料理記事の監修:noriko-iwamoto *
きょうの「白和えうどん」は〜、「具」をふたつ作った。
A、蒸し茄子を作り、濃いめの出汁(しょうゆ・シソ・ミョウガ・胡麻ペースト入)に
漬けておく。これを味付けの基礎とする。
B、きゅうりの千切り、茹でたオクラの小口切り、干しえび、ゆかりをユズ胡椒風味の
だしに漬けておく。
水切りした木綿豆腐を崩して、AとBそれぞれ別に混ぜペースト状にしておく。
茹でて、水で締めた細うどん(幅が5mmくらい、厚さが1.4mmくらい)を器に移し、
その上に白和え餡を乗せる。
Quincy Jones "Walking In Space"