大の月の31日は、「みそか」の次の日なのに「みそか」と呼ぶ、または、
月が出ているのに「つごもり」と呼ぶ、どちらもしっくりこない。
一番大きな原因は、「暦は難しい」からだろう。
人間の都合が良いように、自然が用意されているわけではない。
簡単な法則を当てはめて、辻も褄も合わせたいが、そうはいかないのだ。
きょうの正午の月齢が「7.3」、弦月という。
月齢の「7」と「21」が弦月で、前者を「上弦」、後者を「下弦」と呼ぶ。
梅雨時で、夜になっても月は見えないだろう、上弦を見ながらの月末は
気色悪いが、現実の世の中は、このようになっている。
100年前なら、太陽を見るより月を見た方が、暦の感覚を得やすかったに違いない。
現在では、明るいところに住んでいれば、夜に月を探すのも難しい。
(月が、いつ、どこに見えるかを把握している人は少ないだろう)
「月」の変わりさえよく分からない。そして「年」の変わりもよくわからないのだ。
全ての「時間」の基本になっているような気がする暦、カレンダーだが、
一年の始まりの日に、天文学的根拠がない。何とも心もとない話と言えないだろうか。
繰り返すが、世の中はそんなものだ。
是非、若い大天才の出現により、万人が快く感じる暦が作られることを望みたい。
今月の8日から始めたblog、ともかくも月末までは辿り着きました。
読んでくださった方々に感謝。
Musik
お礼に、「灼熱的日光」を。
これはちょっと珍しい演奏と言えるだろう。
作曲はアンドリュー・ヨーク(Andrew York, 1958年 - )
アメリカのクラシックギタリスト、作曲家。