例年に比べて、梅雨入りが早く、梅雨明けも早かった。
これまでは梅雨前に雨が多く、梅雨が明けると天候が安定する、というのがお決まりのパタンだった。 今年も梅雨明けしてから晴天が続いている。
どっしりとした太陽の光、気合いの入った熱。
きょうは35℃を突破しないものの、そこに近づいた。 晴れて暑くなると雨が降ることもある。 これは、暑くなったから(熱くなったから)雨を降らせて冷やすという仕組みかもしれない。 だとすれば、自然の節理ともいえるだろう。
やっかいなのは、それが小さな区域に集中してしまうこと、それで被害が出てしまう。
当地では、いつもの梅雨明けは7月20日頃。 ちょうど夏休みに入るとき。
そして10日間の晴れが続き、一気に夏を感じることになる。 これを「梅雨明け十日の晴れ」と呼ぶ。 何もかもが早いけれど、今年は秋の訪れも早いのだろうか。
梅雨明けの「明ける」という言葉。 このように一定の時期が終了することを表す。
だから、年が明けるという言葉もある。 一年が終わるという意味になる。
「明けましておめでとう」という挨拶をする。 もちろん、明けたのは旧年である。
来年の元日に配られる賀状に書かれた「明けた年」は2011年。
「新年明けましておめでとう」は、腑に落ちない台詞。 といって「旧年が明けましておめでとう」も、しっくりこない。
「(旧年が)無事に明けまして、新年が始まりましたこと、おめでとうございます」。
という意味なら「明けまして、新年おめでとう」となるのが無難ではないだろうか。