海岸の周囲は整備されていて、6月ともなれば、水着の女性もいた。
例年ならさぞかし賑わっていることだろう。
海岸でいつものスナップ。
ハカランダを見物して、街中を通り、駅へ向う。
それにしても、これは後日談だけれど、あの歌の作者である『後藤紫雲』。
その名が大きく心の中を占める。
ジャカランダは、1990年にポルトガルから贈られたそう。
それは偶然なのか・・・。
そこまで気になるのは、その紫の花たちの姿である。
その姿ゆえに、ジャカランダは『紫雲木』と呼ばれるからなのだ。
紫雲と紫雲木。
金色夜叉と、姉妹都市であるポルトガルのカスカイス市から贈られた花の名が、「紫の雲」として結びつく。 これは偶然なのか? 奇跡なのか? 誰かが企んだのか?
広く公にすべき事実だと思うのだった。