世に「誤解を恐れずに言えば」という言い方がある。
使ったことはない。 でも、それを用いれば、
暖かい土地に別荘を買って、そこへ引っ越した、ということになる。
嘘ではないけれど、かなり現実は違う。
そもそもは、住んでいた借家の立ち退きを迫られていたから。
それに、戦後間もなく建てられた家なので、もはや性能的に限界を越えていたこと。
こちらの希望する条件を当てると、東京圏内では予算的に話にならない。
ところが、別荘地なら中古の格安物件があることに気が付いた。
お上から、一日1,000円しか年金を貰えない庶民の・・・、
これは、ささやかな「終活」なのである。