「夜なべ」とは、
夜に鍋料理を食べながら遅くまで仕事をすること、という説もあるけれど、どうなんだろう。
当て字としては「夜業」という「よなべ」もある。 その他には、「夜並べ」や「夜延べ」も見かける。
いずれにせよ、母親の優しさが表現されているのだと思う。
お母さんは何をしていたのだろうか。 手袋を編むという歌詞が支持を得ているなら、裁縫系の仕事が多かったのかもしれない。 昔は暗かっただろうに。
さて、靴下に穴が開くという話を書いた。
(2013年09月03日の記事「エジプト型の憂鬱」)
うまいことに、安全靴を変えてからはその悲劇には遭遇していない。
では、穴が開いたままの靴下はどうすべきか。
穴を繕えば良いのである。 これは伝統的な方法なのだけど、誰かが書いておかないと世の中から消えてしまう(笑)
昔はこのようにしたのだ。 電球に引っくり返した靴下を被せる。 そうして穴を繕う。 この電球の使用がすこぶる都合が良いのだ。 針を受け止め滑らせる。
ところが、ガラスの電球というものが日本から消えた。 あらら、である。
それに加えて、靴下は穴が開けば捨てれば良い、となってはこの伝統技術の灯火も消えゆきそう。
ということで、きょうの記事は「なんちゃって昔話」。