台風が来る前のことだけれど、
朝、玄関ドアを開けると下に赤いものが見えた。 ゴーヤーが破裂。
秋を感じているのだろうか、大きくなる前に熟れてしまう、アッという間に熟れる。
触るとブカブカになっていたり、つまり、ゴーヤーを食べる感覚とは大きく違ってきている。 それは、早くタネを作らなくてはいけないと焦っているかのよう。
落ちた赤い実を見てみると、なんと、たくさんの「アリ」が群がっている。
みんなでタネを引き摺ったような跡がある。 でも、見ていると、移動させる計画は諦めたように、寄ってたかって赤くて甘いところを食べていると思えた。
ニガウリの甘い実。
もうひとつ、破裂したゴーヤーを見つけたので、そろって記念撮影。
暫くして、改めて見てみると、赤いところが無くなりつつあり、終いには中のタネだけが残された。 人間としてはこれを回収して、来年植えれば良いということになる。
残されたタネに、「シュロ」の影が差す。 絵的に面白い。