日本の発明品に、重要な食べ物として「インスタントラーメン」というものがある。
大きく分けると、「袋麺」と「カップ麺」がある。
個人的な好みをいえば、どうも、お湯を注ぐだけのカップ麺が苦手だ。 殆ど知らない分野ではあるものの、今までに美味しいと思ったものがない。
遥かに、袋面の方が美味しいと感じている。
この分野、日清製粉の「チキンラーメン」と、サンヨー食品の「サッポロ一番」が他の銘柄を圧倒していたそうだ。 メガブランドである。
今から一年程前、この状況に変化が現れた。 いわば「革命」が起こったのだ。
その起爆剤となった、新しい商品の魅力が革命的だった。
東洋水産の「マルちゃん正麺」は、もはや開発の余地がないと思われた袋麺の世界に、画期的な商品を送り出した。
どう違うかって? その名の通り、麺が違う。 インスタントラーメンの麺とはかなり印象が違うのだ。
これが理想のラーメンの完成形ということで「正麺」と名付けたそうだ。 技術的なことは分からない、でも食べれば分かる。 開発者の志が、舌と歯に届く。
このような画期的な技術開発でブレイクスルーが起こると、意外と簡単に周囲も追従することになる。 硬直していた袋麺の世界に新しい時代が訪れた。
サンヨー食品は「麺の力」を出し、日清食品は「ラ王」を新製法で復活させた。
値段はいかほどだろう、定価は100円だと思う。 旧来の製品よりは高価。
安売りで、5個入りパックが300円に近ければラッキー。
その値段で見つけたら、是非食べてみて欲しい。 一食60円~80円の冒険である。
味の好みは人それぞれ、でもこの食感の違いは分かると思う。