トウキョウより少し遅れて、当地も桜が咲いた。 多摩川沿いを歩いてみよう。
今年話題のドラマ「大河の清盛」のおかげで、西行法師のことがイメージできた。
彼は23歳で、北面を辞し、出家した。
そして、その後、諸国を漂泊し多くの和歌を残すことになる。
続古今集では読み方が少し違うけれど、山家集では、
「ねかわくは 花のしたにて、春しなん そのきさらきの もちつきのころ」。
「如月の望月」とは、新年となって2回目の満月をいうのだろう。
2012年、旧暦の始まりは1月23日という、そこから1か月半、まだまだ今年の桜は咲きそうになかった。(新年は1月の終わりから、2月の半ばまでに始まる)
如月が3月のことであるなら、桜が咲くのだろうか。 受け入れやすいのは梅である。
でも、この「花の下」の「花」は桜で確定らしいのだ・・・。
如月の十六日、彼は望んだように人生を終える。 1か月という単位は新月から新月、だから十六日とは「満月の頃」になる。 1190年の3月23日のこと。
あのドラマは色が薄過ぎる、ハイキーなのだ。 内容的にはローキーが似合いそう。
それと、主人公が未だに「うつけ」であること。 誰が主人公か分からない、等々。
そして、当代一の作曲家といわれる「吉松隆」の音楽など、さすがに、たくさんの話題が取沙汰されるこのドラマ。 ガンバレ、「大河の清盛」。