どこが「踊り子」に見立てられているのだろう。 その小さな花か、その全体の姿か。
とにかく、言葉の威力で、そのように見えてしまう。 だから名前は大事なのだ。
名前は愛情を持って付けたいもの。
開花の遅れていた当地の桜も一気に開いた。 驚くほど一気に咲いた。
春は来ているのだが、東北の春は遅い。
きのうの夜中、大きな余震があった。 これが余震か、というほどの激しい揺れ。
就寝前の歯磨きをしていたら、誰かがバスルームのドアをドンドンと叩いているように感じた。 地震の始まりだった。
また、東北である。 宮城県沖が震源という。
ニュースで見た震源近くの様子は、被災地のみなさんが取り戻しつつある勇気を失わせるのではないか、と心配にさせるほどのものだ。 恐怖の記憶が甦るのではないか。