きのう、仕事で立川へ行った。 青梅線の電車は、ほぼ通常通りの運行、途中「拝島駅」構内で、薄い青緑のタンク車が集結しているのが見えた。 偶然なのかもしれないが、今まで気にしたこともなかった、見過ごしていた風景だったかもしれない。
タンクには「日本石油輸送株式会社」、その下に「ガソリン専用」と書かれていた。
鉄道に詳しくないので、帰宅して家で調べてみたら「タキ1000-290」という車体のようだ、wikiの写真も八王子駅(八高線で拝島駅から3駅目)で撮られたもの。 このような車両は誰のものかと思ったら、この場合は日本石油輸送の私有貨車なのだそうだ、それがJRの線路を走る? 世の中、知らないことだらけである。
現在、この会社は復活した「横浜市根岸」の製油所から、日本海岸経由で被災地へ燃料を届けているらしい。
見かけたタンク車がどこへ行くのかは分からない。 もちろん、他の会社からも燃料は現地に届けられているだろう。 今回の震災がなかったら、気にしない風景だったとしても、なにかの切っ掛けがあると。人の見るものは変わってくる。
道路から線路から海路から空路から、一刻も早く、必要な物資が被災地に届くことを祈りたい。
ご参考 「タキ1000-290」