「紅葉」も素晴らしいが「黄葉」も素晴らしい。
このように簡単に洒落になるところが、音数の少ない日本語の特徴。
当地近隣の「大きな街」といえば「立川」、駅前の「ケヤキ」はとても大きい。
葉が色付き、おびただしい量の葉が道路に舞い落ちている。
アメリカ軍に接収された「立川基地」のあった街で、ヴェトナム戦争時の状況はなかなか厳しいものだったと聞く。 日本へ返還された基地跡地の一部には「昭和天皇在位五十年」を記念して大きな公園が開設された。 これが有名な「国営昭和記念公園」。
いろいろな催し物があるけれど、10月には「ギンナン拾い」が開かれる。 ハガキでの申し込みで150組300人が参加できる。 ただし、この催しで指定された地区以外にもイチョウの木はある。 実が落ちていることもあり、それを拾う姿も見かける。
もう何年前になるか忘れたけれど、そこで拾った実を鉢に植えたら芽が出てきた。 鉢植えとしては充分な大きさに成長し、このところの冷え込みで「黄葉」し始めた。
しかし、これは美しいと言えるほどには仕上がっていない。
日暮れ前、明るいうちにスローシンクロで遊んでみた。 蛇足というか補足というか、一般的には動く被写体を撮影するけれど、ここではカメラの方を動かしている。 動いて流れた絵と、ストロボによって止められた絵が重なる撮影法。 (オモチャカメラにそのような撮影モードがあったので、「お試し」してみる)
「流したい & 止めたい」、ストロボの光量に対する周囲の明るさが問題だと思う。 その相対性が、写り方に大きく影響する。 薄い流れと、濃い流れ。
やはり、思い通りには写らない。 機械式カメラのように簡単ではない。