冬という季節の好き嫌いは別にして、冬の星空の煌めく星々は、わたしたちを大いに楽しませてくれる。
「こいぬ座のプロキオン」、「オリオン座のベテルキウス」、そして「おおいぬ座のシリウス」で構成される有名な「冬の大三角」。 中でも、シリウスは地球から見える恒星としては、太陽の次に明るい。 この星は「おおいぬ座」の主星だが、中国でも「天狼星」と呼ばれる。 なぜ、どちらも「犬/dog star」のイメージがあるのだろう。
とにかく、明るく光り輝く星なのだ。 冬には寒い星空を舞台にして、わたしたちを楽しませてくれるが、あの星、今はどこにいるのだろう。
実は、北半球の夏の時期、昼間に見上げた太陽の下の方に、見えないけれども輝いている。 この星が太陽と一緒になって、夏の暑さを手助けしているようだ。
もちろん、この暑さと「おおいぬ座のシリウス/dog star」は関係ない、でも、そんな気にさせるこの暑い日々をドッグ・デイズ/dog daysと呼ぶ。 暑さの盛りのことだ。
わたしたちは梅雨が明けて、しばらくは晴天が続くことは例年のことだし、天気予報でも明日が暑いだの雨が降るだのという予想をもって生活している。
このドッグ・デイズを我が家の「アミ子」は、6歳だが、どのように感じ、受け止めているのだろう。
この暑さ、彼女が元気とは言えない。 グッタリ。 冷たそうな床にドテンと倒れる。
ドッグ・デイズは犬にも辛い日々、そして、「可哀想なキャット・デイズ」でもある。