日本中が寒いらしい。 関東に雪を降らせている雲はこれから北へ向かうようだ。
寒いと、暖まるのに手っ取り早いのが「鍋」ということになる。 これは、我が家で「芋っこ鍋」と呼ばれるもの。 この場合の芋は山芋、摺りおろしてスプーンで玉にする。
日本のダンプリングの王様は「すいとん」だろうが、この加熱した山芋の変身ぶりは、なかなかのものだ。
白菜を買ってきたら、欲しいだけ茹でて搾って、適当に切って密閉容器で冷蔵保存。 これがあると、とにかく便利。 柔らかくトロトロにしてあるので「トロ白菜」名付けている。
伊勢神宮は遠い。 いろいろとセットにしなくてはもったいない。
「志摩スペイン村」の「パルケ・エスパーニャ」に寄った。 そこで、この鍋を買った。 焼きが甘い感じで、一度落としたらお仕舞いかもしれない。 この冬は鍋料理に活躍している。 ちょっと小型なのだが、年齢のせいだろうか、ちょうど良くなってしまった。
伊勢神宮へは橋を渡る。 渡り終わると右手の瀬に石畳が敷かれている。 詣でる前には手を浄めなくてはいけない。 この清々しい五十鈴川で。
宮城道雄の処女作が、この川の美しさに心打たれて作った「五十鈴川」という、これが素晴らしい曲で、是非、聞いてほしかったが見つけられなかった。
まるで、フランス印象派の音楽を思わせるタイトルだが、
ここでは彼の「水の変態」を。